児童福祉法に基づき2012年度に制度化されました。
主に小学生から高校生までの障害のあるお子さまが、放課後などに生活能力向上の訓練などを行います。
事業を始めるには都道府県や政令指定都市に申請し、指定を受ける必要があります。
12年度に2540カ所だった事業所は16年度に8352カ所に急増しています。
利用者数は15年度の1カ月平均で約11万人となっています。
「放課後等デイサービス」と「日中一時支援」の違いについて
「放課後等デイサービス」と似たような事業に「日中一時支援」がありますが、この二つは全く違うものです。
例えば、
「うちの子、〇〇っていうところに通っているけど、テレビ見て過ごすだけみたいなのよね~。」
とおっしゃっていた保護者の方に「そこは、放課後等デイサービスですか?日中一時支援ですか?」とお聞きすると
「あれ?どっちだったかしら?」
と理解していない場合が多くあるものです。
保護者の方でも、実はよく理解されていない方がいらっしゃいますので、ぜひ説明をしていただければと思います。
現場側の人間だとつい、分かっていて当たり前と思ってしまうこともありますが、細かな説明は必ず必要です。
「放課後等デイサービス」とは児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画に基づいて、自立支援と日常生活の充実のための活動などを行う事業です。
主に
①自立支援と日常生活の充実のための活動
②創作活動
③地域交流の機会の提供
④余暇の提供
を行います。
一方、「日中一時支援」は保護者の都合により、一時的にお預かりをするサービス事業です。
この違いにより「放課後等デイサービス」には、専門的な知識・経験がとても重要視されるわけです。
今後は、「児童指導員」や「保育士」など、専門知識を持つ職員に限定されるようになります。